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| 投資スタイル |
外国為替の取引方法には、さまざまな方法があります。 ここでは、それらのトレードスタイルを簡単に説明します。
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| ポジション保有時間による分類 |
ポジション保有時間による分類
●スカルピング (スキャルピング)
日本語では「小掬い商い」と訳されます。ポジションを保有する時間は数秒から数分程度です。1通貨単位当たり数銭の利益で手仕舞いし、小さな利益を積み上げていきます。損失が出たらすばやく切ります。リターン、リスクとも小さいのですが、小さな利益を積み上げても、1回の大きな損失で利益を失うこともあります。また、コスト(スプレッド+手数料)の小さい環境で行う必要があります。
●デイトレード
日本語では「日計り商い」と訳されます。ポジションを保有する時間は1日以内、翌日(外国為替の場合はニューヨーク時間の17時以降)に持ち越しません。翌日に持ち越さないことからリスクが限定されますが、日内の変動が大きければ、十分に利益を得ることができます。ただし、株式(株価指数)や商品先物では取引時間が限られているので、取引時間外に生ずる価格変動のリスクを避ける意味でデイトレードが有効ですが、外国為替の場合は24時間休みなく市場が動いていますし、1日のうちに決着が付かない(さらに利益が乗る、あるいは損失が減る方向に向かう)ことも多いので、デイトレードのメリットはあまり大きくありません。
●スイングトレード
ポジションを保有する時間は数日間です。デイトレードよりも大きな利益を狙いますが、逆に損失が大きくなることもあります。外国為替の場合、指値(リミット)、逆指値(ストップ)で利益確定、損失確定を行えるので、ずっと相場を見ている必要がありません。スイングトレードではトレードの回数も少ないので、気楽にトレードを行うことができますし、他の仕事を持っていても取り組むことができます。また、株式(株価指数)や商品先物と異なり、平日は24時間休みなく市場が動いていますので、取引時間外に生ずる価格変動のリスクもありません。なお、取引時間外のリスクを避けるためには、ニューヨーク時間の金曜日17時を超えて持ち越さないようにすればいいでしょう。
●ポジショントレード
ポジションを保有する時間は数週間から数ヶ月です。スイングトレードよりも大きな利益を狙いますが、逆に損失が大きくなることもあります。また、一般にスワップも無視できない額になるので、高金利通貨のロングの場合はスワップも狙えます。逆に、高金利通貨のショートの場合はスワップ支払のため、不利になります。損失が大きくなるため、高レバレッジの外国為替証拠金(保証金)取引にはあまり適した手法ではありません。低レバレッジの取引、あるいは外貨預金、外貨MMFに適した方法です。
●長期投資
ポジションを保有する時間は1年以上です。大きく値上がりすることもある株式投資とは異なり、外国為替取引に長期投資のメリットはありません。外貨預金、外貨MMF、外国債券の場合は長期投資も考えられますが、通貨下落のリスクを負うため、注意する必要があります。外国債券の場合は流動性リスク(売却したい時に買い手がいない)や信用リスク(発行体の債務不履行)にも注意が必要です。
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| ポジション方向による分類 |
●順張り
トレンドフォローとも言います。価格の動いている方向(トレンド)と同じ方向、つまり、上昇局面では買い、下降局面では売りを行う方法です。一般的には「トレンドを友とせよ」と言われるように、順張りの方が成功することが多く、損失も少ないのですが、最初に動いた方向から逆に向かうことも多いので注意が必要です。膠着状態あるいはレンジ(ボックス)相場から外れた時は順張りで取引する必要があります。
●逆張り
価格の動いている方向と逆方向、つまり、上昇局面では売り、下降局面では買いを行う方法です。レンジ(ボックス)相場の中では逆張りが有効です。ただし、いったんしっかりしたトレンドができてしまうと、逆張りでは大きな損失を被りますので注意する必要があります。
●押し目買いと戻り売り
上昇トレンドにおいて一時的に下がることを「押し」と言います。下降トレンドにおいて一時的に上がることを「戻り」と言います。押しの局面(押し目)で買うのが「押し目買い」、戻りの局面で売るのが「戻り売り」です。これらは短期的には逆張りのように見えますが、大きなトレンドの中では順張りとなります。なお、相場の転換点を「押し」、「戻り」と間違えてしまうと大きな損失を被りますから注意が必要です。
●Buy on Dips,Sell on Rallies
レンジ相場において、一時的に下がったところ(Dips)で買い、上がったところ(Rallies)で売る方法です。レンジ相場でコツコツ利益を積み重ねるのに適していますが、レンジを外れると大きな損失を被りますから注意が必要です。
●両建て
両建て(ヘッジ)は同じ通貨ペアについて売り買い両方のポジションを持つことです。両建ての場合、損益は両建てした時点で固定されますが、証拠金が両方に必要(片方でよい業者も)となり、資金効率が悪化する上、手数料がかかります。またロールオーバーすることで売買にかかるスワップの差を支払う必要があります。このため、両建ては顧客のメリットとならないと考え、認めていない業者も多くあります。
●途転(どてん)
途転(倍返し)は売り買いのポジションを逆転させることです。ある通貨ペアを買ったが相場が下がりそうな時、売りに転ずる、あるいはその逆を行います。両建てを認めない業者の場合、1万ドルの買いポジションを持っていれば、その2倍の2万ドルの売りを行うことで、1万ドルの買いポジションを決済し、さらに1万ドルの売りポジションを持つことができます。相場に見切りを付けて途転を行うことはよくありますが、相場が反転するとさらに損失が膨らむこともあります。
●難平(なんぴん)
難平は損が出ている時にさらにポジションを積み増し、平均コストを下げることです。相場が反転すれば成功することもありますが、相場が同じ方向に進めばさらに損が拡大してしまい、大ケガをすることにもなりかねません。
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